当院の諸尊諸仏

金剛蔵王権現

当院のご本尊、役行者が祈り出された金剛蔵王権現。本来のお姿は、釈迦如来、千手観世音菩薩、弥勒菩薩です。その三仏が、過去、現在、未来の三世にわたって人々を救済するため、悪魔を降伏させる忿怒の相のお姿で出現されました。ちなみに権現とは仮の姿で現れることを意味しています。

護法魔王尊

当院創健の時代から祀られ、全国的にもその存在は極めて珍しい仏様です。その正式名称は破邪顕正護法魔王尊と言い、力と人類救済を司り、諸悪を破し、人々を本来の光あるべき楽しく素晴らしい人生に導く、有り難く、力強い稀有な仏様です。魔王尊は天狗の総大将であり、大いなる力を必要とされる方へ、その身の軽さをもって馳せ参じます。

毘沙門天王

当院創建の時代から祀られている別格本尊。四天王の一尊、武神として知られ、戦国武将の上杉謙信公も篤く信仰していました。勝負運、財福の神、また無病息災の仏尊としても広く知られています。

役行者神変大菩薩

本宗のご開祖。日本の正史『続日本紀』にも記される実在の山林修行者。幼少の頃より葛城山で修行するなど各地での山林修行や苦行の末、金峯山上にて金剛蔵 王大権現を感得され、修験道の基礎を開かれたと伝えられています。やがて修行の高まりと共に、強固な精神力と、煩悩を克服した境地に達し、呪術家としての名声は天下に鳴り響きました。1100年忌にあたる1799年(寛 政11年)に光格天皇より、神変大菩薩(じんべんだいぼさつ)の諡号(しごう)が贈られました。

大聖不動明王

修験三尊の一尊。密教独自の尊格である明王の一尊であり、大日如来の化身とも言われます。日本仏教の諸派及び修験道で幅広く信仰されています。左手に持つ羂索で悪を縛りつけ、右手に持つ三鈷剣で煩悩や因縁を断ち切ります。

回向堂

●阿弥陀如来
●釈迦如来・千手観音菩薩・弥勒菩薩
回向堂には阿弥陀如来をはじめ本尊金剛蔵王権現の本地仏である釈迦如来・千手観音菩薩・弥勒菩薩をお祀りし、回向や供養を厳修しております。